MF

AFカメラってMFがやりにくいですね。
まぁ、元々オートでやるのが前提でしょう。
しかし、鉄をやっていると、結構シビアなピントも要求します。


まず、何故AFカメラでMFがやりづらいのか
それは、ピントの確認のしやすさより、ファインダーの明るさを追求したからです。
フォーカシングスクリーンがピントの分かりやすさを決定します。
コレが暗いとピントが分かりやすくなり、明るいと分かりにくくなります。


30年ほど前は、ズームレンズなど殆ど有りませんでした。
キットレンズすら単焦点です。
今では俄かに信じがたいです。
それ故に単焦点レンズが多くなります。
皆様もご存じの通り、単焦点レンズはズームレンズとは違い、多少の不便はありますが、とても明るいのです。
古いものだと、殆どのレンズが明るい、ということはどうでしょう。
ファインダーが暗くても、レンズが明るければ、全く問題がありません。
しかし、今のカメラはどうでしょう。
殆どのカメラのキットレンズは暗いズームレンズです。
故に、その暗い分をファインダーで明るくすることで補うしかありません。


その犠牲がピントの見辛さになるわけです。


私は古いMFレンズで色々と撮影したりもするので、もう少しファインダーの明るさを犠牲にしてほしかったです。
フィルムカメラはEOS-1Nを使用しています。
フォーカシングスクリーンは変更できるのですが、ピントの見やすいものは有りません。
それは、今のキヤノンのレンズは全てAFなわけです。
従って、暗いフォーカシングスクリーンを作る理由など微塵もありません。
これもメーカーの策略なのでしょうかね。